働きかた学部

【12/28オンライン開催】フリーライター&フリー編集者のための出版社のつくりかた講座

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■開催日程

日時 2020年12月28日(月)19:30〜21:00※19:00〜オンライン会議室には入室できます。
参加費用 3,000円
定員 8名(残席わずか)
開催場所 オンライン開催(google meet)

※チケットサービス「Yahoo! パスマーケット」を通じた決済となります。クレジットカード決済、paypay残高払い、コンビニ決済に対応。

■イベント概要

「本が売れない」的な本が出版され、その本もさほど売れないという自虐ネタまで目につくようになった出版業界ですが、実は地殻変動が起きているのをご存知でしょうか。

昔よりも、出版社を立ち上げるハードルが、大きく下がっているのです。技術の進歩で印刷費も安くなりましたし、流通の選択肢も増えています。カート落ちの悲劇が多いAmazonも、e託を利用すれば補充スピードが早いです。

出版社は簡単につくれる

実際、私(講師)は2017年に知人の会社と共同で出版社・クラーケンを立ち上げましたが、普通に全冊黒字で運営できています(これまで29タイトルを刊行。2020年1〜11月の売上は税抜およそ2億3500万円)。

運営してみた結果、企画を自ら立てられるフリーライターやフリー編集者は、みんな出版社を立ち上げるべきだと感じました。そのノウハウを公開するのが本講座となります。

出版社といっても、ISBNコード(出版者コード)は個人でも取得できますので、法人化の必要はありません。出版レーベルを立ち上げるイメージでOKです。

▲出版に必要なISBNとJANの2段バーコード。

ライターや編集者が出版社をつくるメリット

私が考える、ライターや編集者が出版社をつくるメリットは、主に下記です。

・出版社と組んで本をつくるよりも、数倍〜数十倍利益が得られます。

・出版社の横やりで、変に過去のヒット作に寄せた内容や、不本意なタイトルにさせられることがなくなります。

・版元としての機能を持つことで、視野が一気に広がります(図書館注文を心強く感じるなど、心境も変化するはず)。

・よりシビアに企画を考えられるようになります(売れないと自分が赤字になるので)。

・差別化という意味でも役立ちます(「出版社を持っている」と言うと、一目置かれることも)。

実際、どれくらいの収益が期待できるのか

ここではクラーケンが契約している中小取次にて(中小取次も選択肢は複数あります)、注文出荷制で出版活動を行った場合のシミュレーションを紹介します。

例えば、定価1300円で4000部の本(デザイン+印税+印刷費で原価率は28%=145万円程度と仮定)を年間4冊つくり、ほぼ出荷して実売80%で仕上がった場合(注文出荷制の返品率は平均で15%程度。通常の出版は返品率40%程度)、自身の人件費を除けば約500万円の利益が出ます。倉庫代等を加味しても400万円以上の利益が見込めます。

多いと感じるか少ないと感じるかは人によって違うと思いますが、贅沢をしなければ十分に生活できるレベルです。どれかが版を重ねれば、年収1000万円にも手が届きます。

また、年4冊くらいなら通常業務の傍ら制作を行うことも余裕で可能なので、新たな収入の柱をつくるという見方もできます。

第1〜7期は満席での開催となりました。第8期は初のオンライン開催です。フリーライター&フリー編集者以外の方も歓迎いたします。気になる方は、ぜひこの機会にご参加くださいませ。

■講師プロフィール

鈴木収春(すずき・かずはる)
講談社客員編集者を経て、2010年、出版エージェンシー・クラウドブックスを設立。ドミニック・ローホー『シンプルリスト』、須藤元気『今日が残りの人生最初の日』などを担当。2017年、ホビーメーカー・ケンエレファントと共同で出版社・クラーケンを立ち上げ、編集長に就任。夏生さえり『口説き文句は決めている』、那須川天心『覚醒』、和田裕美『ぼくはちいさくてしろい』、QuizKnock『QuizKnockファンブック』等を手がける。出版業の傍ら、東京作家大学等で講師も務める。
http://krakenbooks.net/

※チケットサービス「Yahoo! パスマーケット」を通じた決済となります。クレジットカード決済、paypay残高払い、コンビニ決済に対応。

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